こんにちは!!
佐藤です|д゚)
今回は、「足関節捻挫3」で、治療について書いていこうと思います。
程度にもよりますが、足関節捻挫で来院された場合、当院は基本的にはギプス固定をします。「足関節捻挫1」で書いたⅡ度以上はギプス固定を提案させていただき、Ⅲ度~Ⅱ度強では足趾手前~足関節~ふくらはぎ上部までを全周するタイプのギプス固定をし、かかと部分にキャストヒールという装具を付け、荷重した時の免荷機能をしてくれ、歩行が可能になります。Ⅱ度~Ⅰ度強くらいでは全周はしないですが、足趾手前~足関節~ふくらはぎ中間くらいまでを固定し、固定具は後面にしていきます。これらより軽度な症状のものにはバンド・サポーターをするようにします。
骨折でギプスを巻くのは、皆さん想像できると思いますが、捻挫も巻きます。しっかり治療するには必要です!!
固定をすることで、患部をしっかり固定、保護することはもちろん、患者様の動作を制限することが出来るので、患部を安静状態の時間を作ることができます。捻挫をしてしまってもいつも通りの生活を送ってしまうと、歩行をしたり、階段を上り降りしたりと患部に負荷をかけてしまい悪化したり、治癒するのも遅くなって治りづらくなります。しっかり固定して安静にして治療することで最短で治癒を目指します!!
固定期間中は、動かすことが出来ないので健側の足と比べると、ふくらはぎの部分が細くなってしまいます。これは、仕方ないことですが固定は足の指は出ていますので動かせます。足関節は動きませんが、指を動かすことによりふくらはぎまで刺激が入るため、何もしない時に比べると最小限に筋肉の減少を抑えれらます。
症状の度合いを見ながら、固定具を変えて固定力の少ないものに移行して、最終的には素足での生活に戻すようにしていきます。固定具を変えていくタイミングで動かしてもよい範囲を症状を見ながら広げていきます。動かせるようになってからは少しずつ動かしていかなければなりません。固定期間中は関節を動かしていないので、関節・筋肉は固くなっています。これは、すぐには改善されるものではありません。ケガ前の状態に戻すには治療だけでなく、患者様のセルフケアも重要になってきます。この、関節や筋肉の柔軟性を戻さなければ、前回書いたような状態になる可能性が高くなります。徐々にですが、素足に戻る準備をしていきます。
患者様で多いのが「痛みなくなったから、もう大丈夫!!」と話される方が多いです(;_;)痛みは比較的に早くになくなります。動作時の痛みも最初は感じますが、その後なくなります。しかし、先ほど書いたように関節・筋肉の硬さ、柔軟性は戻っていないことがほとんど!!それに、関節部での腫脹は残っていることも多くあります。これは、治ってはいません。。。しっかり患者様に説明をして治療継続をしていただきますが、とても多くいらっしゃいます。。。(◞‸◟)痛みなくなる=治癒ではないことを覚えててもらいたいです。
患者様に、最短に元の生活が送れるようになるために、ふじえ接骨院はスタッフ一丸となって治療していきます!!
何か分からないこと聞きたいことなどあればお気軽にスタッフまで(^^)/