脱臼

こんにちは!!

佐藤です|д゚)

今回は、「脱臼」について書いていこうと思います。

「脱臼」とは??

「脱臼」とは、関節を構成している骨が何らかの原因により、逸脱し関節を構成できていない状態を言います。完全に逸脱しているのを「完全脱臼」といい、関節の一部が逸脱しているが完全でなく、部分的な脱臼を「亜脱臼」と言います。原因としては、外からの外力が働いて起こる「外傷性脱臼」、何らかの病気、後遺症などで起こる「病的脱臼」がある。また、「先天性脱臼」と「後天性脱臼」として、脱臼した時期によっても分けられます。

青壮年に多く診られ小児や高齢者では骨折になる可能性が高いのであまり診られません。肩関節脱臼が1番多く次いで肘関節、顎関節、肩鎖関節と脱臼しやすい場所になります。今回は「肩関節脱臼」について書いていこうと思います!!

♦肩関節脱臼

前方脱臼後方脱臼下方脱臼とあり肩甲骨の関節窩に対して上腕骨頭の位置で変わります。前方脱臼が一番多く診られます。今回は前方脱臼について書いていきます。まず、多くの関節は受け皿になる骨ともう一つの骨の丸みを帯びている頭の部分が関節を構成しています。肩関節とは、肩甲骨の関節窩(受け皿)と上腕骨の上腕骨頭(頭)で構成しています。この肩関節脱臼は、青壮年の男性に多く、男女比でいえば4:1の割合です。

原因としては、転倒時に手をついた際に負傷することがほとんどです。直接肩に衝撃が入り脱臼するのは少なく、間接的に衝撃が伝わり脱臼することが多いです。ただ手をつくのではなく、腕を開いた状態で手をつくとなる事が多いです。また、1度脱臼をしてしまうと再発する確率が非常に高く約9割近くにもなります。その理由としては、初回脱臼時や整復の際に、肩甲骨関節窩についている「関節唇」が欠損又は損傷を起したり、関節を包んでいる「関節包」が緩んでしまうからです。。。

※関節唇とは・・・

受け皿の骨の方に存在する軟骨で、この関節唇があることで関節面を大きくしたり関節の深を出しています。肩関節、股関節に存在していて肩の場合は、1番可動域がある関節ですが、骨同士の関節面が非常に小さいので、大きく動かせるのは、この関節唇が重要な役割をしています(*_*)この関節唇は、一度損傷してしまうと自然には元に戻ることはありません。損傷部に対しての治療、固定、スポーツ選手や症状によっては外科手術を行わなければ改善されていきません。脱臼に限らず、野球でいえば繰り返し投球を行うと負傷することがあります。

・症状

脱臼の固有の症状として「弾発性固定」というもがあります。これは、脱臼部の周りの筋肉の引っ張る力が働いたり、靭帯・その他の組織の損傷で、関節部を維持できない為に関節の片方の骨は別の位置に移動してしまいます。その部位を動かそうとすると、転位した位置に戻ってしまうといった症状です。他には、腫脹、熱感、可動域制限などや、肩を触ったときに一番硬い箇所(肩甲骨の肩峰又は鎖骨を肩の方へ沿って端)の下に上腕骨の頭(上腕骨頭)が通常触れるのですが、脱臼時は触れず、くぼんでいるのを触知できます。10~20歳位までに脱臼を起こすと、ほぼほぼ再発を起こしてしまいます。繰り返し負傷してしまうことを「反復性脱臼」と呼びます。

・治療

第一として徒手整復を考えます。当院も骨折・脱臼の応急処置が可能ですので、緊急の際はお越しください。しかし、この肩関節脱臼は癖になりやすいものですので、繰り返し脱臼をしている方は外科手術を考えなくてはなりません。スポーツ選手の場合は再発をなくすために、第一段階で外科手術を選択することが多いです。整復後は、固定を施し2~3週間程安静にします。その後、固定を外し少しずつ運動していきますが、負荷、スポーツ復帰はこの段階ではしません。上記で書いたように、癖になりやすい肩関節脱臼は脱臼時に関節包の緩み、関節唇の損傷、靭帯の断裂部のせいで固定はしていても弱い状態ですので、いきなり負荷をかけることはしません。徐々に負荷をかけ始めて、3カ月目位からスポーツ復帰に向け、技術的な練習も行なうようにしていきます。5~6カ月位から対人プレーをし始め、その後の経過により試合復帰を目指していきます。

予後としては、上記でも書いたように反復性に移行しやすいのが特徴的で、10代の時に初回負傷の場合9割近くの確率で再発をしてしまいます。40歳以降の初回脱臼の場合は再発するのは稀とされています。日常生活に支障がないまでには早期に復帰を目指せますが、スポーツをしている人で、腕が頭より高く上がる動作の多いスポーツ、接触プレーの多いスポーツを行う人はしっかりとリハビリ、トレーニングをしなければスポーツ時に再発を起こしかねません。スポーツ選手、部活に励む学生の場合は、初回脱臼時から再発防止の為に外科手術をしてしまうケースもあります。

肩は関節の中で最も可動域のある関節ですが、肩関節脱臼は脱臼の中では1番発生頻度の多い脱臼です。また、再発の恐れも非常に高く何回も何回も繰り返してしまうのが「肩関節脱臼」です。癖づいてくると自分で整復を行い元に戻す方もいらっしゃますが、それは良くありません。なぜならば、上記でも書いた「関節唇」や「靭帯」「関節包」などの損傷を固定もせずにほったらかし状態になり、脱臼を繰り返す原因になります。また、自己整復の際に「関節唇」などの組織を傷つける場合もあるので、そこでまた悪化したり、治りづらくなったりもします。。。ひどい場合には、脱臼癖がついてしまった人で「くしゃみ」「咳」で脱臼を起こす人もいます(*_*)

ケガをしないことは、とても大事なことですが、スポーツや日常生活において何が起こるかはわかりません。再発しないように治療やリハビリをしっかり行うことが、とても重要になってきます!!また、すでに脱臼を繰り返し起こしやすい方も、これから脱臼を起こさないようにすることは可能です!!

聞きたいこと、わからないことお悩みありましたらお気軽にスタッフにまで(^^)/

 

 

 

 

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